【今更聞けない!!】広告とPRの違い。

広告業界にいる方でも、きちんと違いについて説明できる人ってなかなかいないんじゃないでしょうか。そもそも、広告って何?PRって何って方もいると思うので、分かりやすく説明していきたいと思います。

私も最初、広告業界にいましたが広告とPRの明確な違いって何?と問われてもおそらく答えられなかったと思います。

広告って?PRって?

●広告

商業上の目的で、商品やサービス、事業などの情報を世間に広く宣伝すること。

●PR

PRってそもそも、”プロモーション”の略だと思っている方も多いはず。しかし、PRは「パブリックリレーションズ(Public Relations)」の略です。

パブリックリレーションズ(Public Relations)は20世紀初頭からアメリカで発展した、組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団・社会)との望ましい関係をつくり出すための考え方および行動のあり方である。日本には第2次世界大戦後の1940年代後半、米国から導入され、行政では「広報」と訳されたのに対し、民間企業では「PR(ピーアール)」という略語が使われてきた。しかしその後「PR」は「宣伝」とほとんど同じ意味で使われるようになり、本来持っていた意味から離れてしまった。そのため多くの組織では、その職務を「広報」と呼ぶことが多くなっている。
ただ広報という言葉は、組織と社会あるいは公衆(パブリック)とのよい関係づくりという意味が失われ、組織の一方的な情報発信と受け取られがちである。パブリックリレーションズが本来持っていた〈よい関係づくり〉という点を忘れてはならない。
日本パブリックリレーションズ協会「パブリックリレーションズとは」より

http://prsj.or.jp/shiraberu/aboutpr

要は企業や団体が社会と良い関係を構築するための活動を指します。

広告とPRの1番の違いは料金発生があるかないか

広告とPRで決定的に違うところは掲載メディアにお金を払っているかどうか。

広告は新聞・テレビ・雑誌・Web媒体(メディア広告、バナー広告)・等のメディアが持っている広告枠を購入し、企業側が広告内容を提供します。掲載形式や期間なども全てメディア側ではなく企業側の意志を反映させることができます。広告の場合は、情報の発信者が広告主であり、企業やブランドが伝えたいメッセージを生活者に向けてメディアを通して伝えます。

一方、PRはメディアに取り上げられやすい情報を発信することで、メディアに広告料を払うことなく掲載されることを目的としています。情報を取り上げるかどうかはメディア側が判断します。あくまでもメディアが発信者であり、客観的な視点でメッセージを発信してくれます。

広告色が強すぎるものは消費者に嫌われる

企業の言いたい事、伝えたい事だけを消費者の意思を無視して発信し続けるのってどうでしょうか。もちろん、前提として広告は視聴者の目線に立って、消費者のことを考えて作られていますが、あまりにも広告色が強い広告は避けられる傾向にあります。

PR活動を通してメディアが発信する際は、素直な意見が書いてある事が多いです。例えばコスメやサービスを利用して本当に良いと思ったものだけを記事化したり、逆に使ってあまり良くないなと思ったものについては素直に良くなかったとレビューしたりする可能性もあります。第三者に取り扱ってもらう事によってユーザーにとっては”リアリティのある情報”として認識されるのです。

自分で●●できるんだよ!すごいでしょ!って言うよりも、他人からあの子は●●できるんだよ〜!この前●●をしてくれた!と聞く方が好感度もあがりますし信憑性もありますよね。

これからの企業経営はPRが基盤になってくる

消費者も馬鹿じゃないので、広告としてメッセージを発信していっても「また広告だな。」と分かってしまう時代になってきています。また、若者のテレビ離れにより、企業の広告にかける年間費用も縮小してきていると考えられます。

PRは広告よりも時間は要するかもしれませんが、戦略を立ててじわじわとユーザーのファン化を目指し、より深く商品やサービスのファンになってもらう事が目的です。ファンになるということは「今後もその商品を買いたい」もしくは「今後もその企業から買いたい」ということです。その為にくり返しコミュニケーションを取ることで、信頼をつみあげていく事ができます。

この辺については、結構奥が深いのでまた別の記事でPRについて紹介していきますね!